こんにちは、ソコジです!
今回記事にするアガベ・アメリカーナは地植えでは人の背丈ほどにもなる大型種です
耐寒性も高く、育てやすいため入門種におすすめしたい株でもあります
今回は初めての株分けをしたのでその記録を残し、これから育てていく方の参考になればと思います
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アガベアメリカーナの親株と子株の成長速度記録と株分け記録
子株の発見
1年もせずここまで大きくなるかと良い意味で期待を裏切ってくれました
幼苗単体で育てるよりも、親株から栄養をもらえる状態の方が成長がかなり早く感じます
日付と写真でご覧ください、撮影頻度は不定期です
2021/3/8
最初は根が飛び出してきたと思いました
子株発見から12日後
2021/3/20
初心者の私はこの辺りで子株と気づきました
画像のような小さいサイズでも鋸歯があるのが見て取れます
2ヵ月後
2021/5/8 5月最高気温:15.8~27.1℃ 最低気温:7.6~17.1℃
最低気温が10℃をあまり下回らなくなったこの辺りから外に置くように
親株の一枚葉焼けで切断、子株は順調です
室内管理から屋外へ移動させる際は葉焼けを起こしやすいので、少しずつ日光に当たる時間を増やして慣らしていくと良いです
子株の方はかなりアガベの特徴が出始めましたね
約3ヵ月後
2021/5/28 5月最高気温:15.8~27.1℃ 最低気温:7.6~17.1℃
この辺りから親株の成長が渋り始めた気がします
子株を吹くと親株が調子を崩すことが多いそうです
約4ヵ月後
2021/6/28 6月最高気温:19.6~29.1℃ 最低気温:14.7~20.4℃
だいぶ気温も上がり、アガベの成長速度も上がってきた辺りです
親株は相変わらずじわじわ成長しています
約5ヵ月後
2021/7/27 7月最高気温:19.9~33.2℃ 最低気温:18.1~24.5℃
約5ヵ月後
梅雨入りし一週間のうち晴れ間が一日で残りは雨と、アガベにとって過酷な状況下でも、根腐れせず頑張って乗り切ってくれました
株分け後、記録開始から1年2ヵ月(親株)
株分けを行い、記録を残し始めてから1年2ヵ月後の姿がこちら
2022/5/15
2022/5/15、上から
葉の大きさも増し、新たに子株を4つ出してくれました
同種をもう一つ育てていますが、子株の吹きやすさは個体差が大きいように感じます
若干葉焼けの兆候が見られ、春先の遮光に気を付けなければいけないことが今後の課題です
記録開始から2年2ヵ月(親株)
我が家にやってきてから2年2ヵ月が経過し、葉の厚みがグンと増して力強くなってきました
アメリカーナのような大型種は大きめの鉢や地植えの方がポテンシャルを発揮してくれるように感じます
記録開始から2年半(親株)
2023/10/22
今年の成長は目を見張るものがありました
よりアメリカーナらしいダイナミックで力強い葉を展開し、来シーズンも楽しみで仕方がありません
記録開始から3年(親株)
2024/4/29
耐寒性のあるアメリカーナは雪よけのある場所で屋外越冬、ゆっくりですが少し葉も展開してくれているようです
しっかりと根鉢ができていて、そのまま置いても自立します
このくらいのサイズ感ともなると、ランナーも特大サイズ、さらに大きくしてから外すためあえてランナーはそのまま植え替えます
2024/7/6
ここまで大きくなると飾っていても見応え十分です
ここから約三年半でこの成長っぷりはさすがアメリカーナですね
アガベの株分け注意点と方法
ここからは成長した親株と子株の株分けです
株分け前には分からないことだらけでいろいろな方のブログやYoutubeで勉強してみました
ランナーをどこから切ればいいのか分からない、初心者には難しいポイントです
結論、ブチっと外れても問題なく育ちます
使用物品
今回使用した物品は以下の通りで、鉢はお好みでOKです
- スリット鉢
- 軽石中粒、小粒(ひゅうが土)
- 赤玉土小粒
- 元肥(マグァンプK)
- ふるい
株分けの注意点
注意点について共通して皆さんおっしゃっていたのは
- 土が乾いた状態でおこなう
- 根が動かない休眠期は避ける
- 植え替え後はすぐ水やりをせず日陰管理
土がまだ濡れていると根を痛めやすくなるからですね
休眠期に植え替えると根がほぼ動いておらず植物自体をダメにしてしまう可能性が高いからです
植え替えや株分けのベストシーズンは成長が始まる4~5月と書いてあるところが多かったです
植え替え後一週間は傷んだ根から水分を上手く吸い上げられない状態にあり、水やりや日光に積極的に当てることは光合成のバランスを崩しやすくなり、植え傷みの原因となるので避けましょう
あくまで経験則ですが、植え替え直後の水やりは下葉を痛める頻度が高いように感じます
株分け方法①鉢から取り出す
鉢を揉んでゆっくり土を出し、株を取り出します
予想以上に太い根が多く、どれがランナーか見分けがつかない状態でした
慎重に根をほどきながらゆっくり離します、が、
知らぬ間に離れました
勉強してハサミの消毒をしていましたが使用せず
方法②用土の準備
鉢は普段から通気性抜群のスリット鉢を使用しています
ちなみに鉢のサイズは号数×3cmでおおよその直径が分かりますよ
鉢は他にも菊鉢やミニラン鉢もオススメで、好みによって使い分けて良いと思います
黒のプラ鉢は鉢内の保温性も良くアガベ育成に使っていらっしゃる方がたくさんいますね
鉢の底に軽石の中粒を入れていきます
スリット鉢なので鉢底石は不要ですが、細かい土が流れてこなくなるため私は入れる派です
鉢底石を敷いたら、用土を入れていきます
この時はさぼてん多肉植物の土を使用していましたが、現在は軽石小粒:赤玉土小粒:ゴールデン培養土=1:1:1の用土を使用しています
方法③植え付け
株を仮置きしながら残りの土を入れていきます
根の隙間にも土がちゃんと入り込むよう、鉢を軽く手でトントン叩きながら入れていきます
これで完成です、右が子株ですが親株より大きくなっていましたね
3月に芽を出してから約半年でこのサイズになり葉も成長点を合わせて8枚展開してくれました
ここから1週間ほど水やりはお休みし、様子を見ていこうと思います
最後まで閲覧ありがとうございました
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