植物育成ライトの距離別照度測定スポット型HASU&パネル型GREENSINDOOR

こんにちは、ソコジです!

冬に近づくにつれ朝晩は肌寒い日が多くなってきましたね

耐寒性の低い植物はもう室内に取り込んでいる方も多いのではないでしょうか

室内での冬越しはやはり徒長が気になってしまいます

今回は室内育成のお助けアイテム、植物育成ライトについて記事を書かせていただきます

スポット型、パネル型の距離で「照度」はどの程度変化するのか検証しました、是非最後までお付き合いください

目次

使用した植物育成ライト

スポット型

スポット型植物育成ライトはHaru Designさんの「HASU 38 spec 9 6K」を使用しています

PF(力率)0.95~0.99
PPFD(光合成光量子)1244
Lx(照度)76300
Ra(演色性)98.2
公式ページより引用

中株以上の徒長を防ぐために複数個ライティングレールから電源を取って照らしています

こちらは価格もお求めやすく品質にも定評があり、人気商品のひとつ

屋外管理と同等の光量を確保できるのは1株ないし2株程度と考えて良いと思います

ライト自体の発熱はLEDとはいえ若干はありますので取り扱いには十分注意しましょう

パネル型

パネル型はGREENSINDOORさんの植物育成ライトを使用しました

比較的低コストで広範囲に照らすことができ、寒さにも弱い幼苗たちをまとめて管理する際に重宝しています

まだ腰水管理で育成中の幼苗はスポット型では強すぎるようで、パネル型がちょうどよく使い勝手が最高です

私は葉先から15~20cmで管理しており、順調に冬を越せそうです

スポット型とパネル型の違い

商品によって差はあれど、大きく違うのは光量、照射範囲でしょうか

スポット型はその名の通り焦点がかなり絞られていて、光量も強く太陽光に近い状態を確保することができます

その点、距離にもよりますがほぼ1株分の照射範囲ですので、複数の株にしっかり当てたい場合コスト面がやや気になるところ

パネル型は幅広く照射が可能である分、光量の強さはスポット型に劣ってしまいます

スポット型パネル型
光量強い弱い
範囲狭い広い

用途や株数、コストと相談しながら使い分けていきましょう

スポット型とパネル型の照度を比較

今回は照度計を使って植物育成ライトからの距離・位置によって照度がどの程度変わるのか測定しました

使用した照度計はこちら

検証内容

それぞれ条件を変えながら、各位置での照度を測定しました

スポット型の測定位置
  1. ライトから20cmでの照度
  2. ライトから15cmでの照度
  3. ライトから10cmでの照度
  4. ライトから5cmでの照度
  5. ライトから20cmで、かつライト縁から5cm横にずらした時の照度
パネル型の測定位置
  1. ライトから25cmでの照度
  2. ライトから20cmでの照度
  3. ライトから15cmでの照度
  4. ライトから10cmでの照度
  5. ライトから5cmでの照度
  6. ライトから20cmで、かつパネル縁から5cm横にずらした時の照度

測定結果まとめ

スポット型HASU 38 spec 9 6Kまとめ

検証位置照度(ルクス)
ライトから20cmでの照度96,700
ライトから15cmでの照度140,000
ライトから10cmでの照度161,800
ライトから5cmでの照度187,500
ライトから20cmで、かつライト縁から5cm横にずらした時の照度30,500

パネル型GREENSINDOOR

検証位置照度(ルクス)
ライトから25cmでの照度12,040
ライトから20cmでの照度14,460
ライトから15cmでの照度20,310
ライトから10cmでの照度31,320
ライトから5cmでの照度35,620
ライトから20cmで、かつパネル縁から5cm横にずらした時の照度8,310

スポット型HASU 38 spec 9 6Kの距離別照度

測定①ライト下20cmでの照度

単位はLx(ルクス)、レンジは見にくいですが数値の関係上スポット型は×100、パネル型は×10で表示しています

ライトから20cmでの照度

数値が見にくく申し訳ありません

レンジは×100なので96,700ルクス、晴天時のお昼の照度が100,000ルクスなのでほぼ同じ照度ですね

測定②ライト下15cmでの照度

ライトから15cmでの照度

約140,000ルクス、素晴らしいです

測定③ライト下10cmでの照度

ライトから10cmでの照度

161,800ルクス、この辺りから葉焼けが不安になります

測定④ライト下5cmでの照度

ライトから5cmでの照度

ライト直下では187,500ルクス

試したことはありませんが、この距離で当てても葉焼けは大丈夫なのでしょうか

測定⑤ライトから20cmで、かつライト縁から5cm横にずらした時の照度

ライトから20cmで、かつライト縁から5cm横にずらした時の照度

結果は30,500ルクスでスポット型の特徴ともいえる結果が出ました

同距離でも横にズレるだけで照度は大きく変わり、真下では96,400ルクスあったものが1/3程度減少しています

パネル型GREENSINDOORの距離別照度

単位はLx(ルクス)、パネル型は×10で表示しています

測定①ライトから25cmでの照度

ライトから25cmでの照度

12,040ルクスで、

測定②ライトから20cmでの照度

ライトから20cmでの照度

測定③ライトから15cmでの照度

ライトから15cmでの照度

測定④ライトから10cmでの照度

ライトから10cmでの照度

測定⑤ライトから5cmでの照度

ライトから5cmでの照度

測定⑥ライトから20cmで、かつパネル縁から5cm横にずらした時の照度

ライトから20cmで、かつパネル縁から5cm横にずらした時の照度

まとめ

スポット型では20cmほどの距離でも十分な光量を得られることがわかりました

大事な株たちですので、それ以上に近づけて管理される際は葉焼けに注意し、株の状態をよく観察しながら徐々に近づけていくと良いでしょう

パネル型の光量は1/3程ですが、幼苗などのまとめ管理にはもってこいの商品です

また、光量だけでなくPPFDが重要であるとの話も耳にしますので、商品の比較検討の際はそちらもよく確認されてから購入すると良いでしょう

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